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医療ダイエットの種類・費用・危険性と受診前の確認項目

医療ダイエットの種類・費用・危険性と受診前の確認項目

食事制限も運動も続けているのに体重が落ちない、あるいはリバウンドを繰り返している状態は、意志だけではなく代謝や食欲調節機能が影響している場合があります。自己流の方法に限界を感じ、医療ダイエットを検討していても、治療法の種類・費用・副作用・危険性が分からないままでは、初診で何を相談すべきか判断しにくくなります。20〜50代で医療ダイエットを検討している方に向けて、薬物療法・施術系治療・費用・保険適用・副作用・受診前の確認項目を、医師へ相談する前に確認できる粒度で記載しています。

美容目的や痩身目的の医療ダイエットは自由診療となるため、健康保険は適用されず治療費は全額自己負担です。肥満症や2型糖尿病などの診断がある場合でも、使用薬剤・診断名・治療目的によって保険適用の可否が変わります。日本肥満学会ガイドライン・PMDA・厚生労働省資料をもとに、治療法・費用・副作用対応の各項目を医師への質問粒度で収録しています。

医療ダイエットの定義と自己流ダイエットとの違い

医療ダイエットと自己流ダイエットの違いについて説明

医療ダイエットとは、医師の診断・処方・施術を通じて体重や体型に医学的に介入する治療です。自己流ダイエットとの違いを知らないまま受診すると、薬や施術への期待が過大になり、費用や副作用への理解が不足したまま契約するリスクがあります。治療の位置づけを理解しておくことで、初診時に過去のダイエット歴・体重変化・健康状態を医師へ具体的に伝えられます。

自己流ダイエットと医療ダイエットの違い

自己流ダイエットは、食事制限や運動によって摂取カロリーと消費カロリーを調整する方法です。医療ダイエットは、医師の診断に基づき、薬剤・医療機器・注射・施術などを用いて、食欲調節・代謝・脂肪細胞へ医学的にアプローチします。

自己流で体重が落ちにくい背景には、体重減少に伴う消費エネルギーの低下や食欲調節ホルモンの変化があります。医療ダイエットでは、GLP-1受容体作動薬のように食欲に関わる経路へ作用する薬剤や、脂肪冷却・脂肪溶解注射のように部分的な脂肪へ働きかける施術を組み合わせる場合があります。

自己流ダイエットと医療ダイエットの主な違い
比較項目自己流ダイエット医療ダイエット
主な方法食事管理・運動薬剤処方・注射・医療機器施術
関与する専門職本人による管理医師・看護師・管理栄養士など
費用食費・器具代が中心自由診療では全額自己負担
リスク栄養不足・過度な制限薬剤副作用・施術後トラブル
向いている相談生活習慣の改善医学的な適応判断・処方・施術

過去のダイエット歴と体重変化を初診時に伝えることで、医師が自己流で改善しにくかった原因を確認し、薬物療法・施術系治療・生活指導のどこから検討するかを絞り込めます。

医療ダイエットが適応される条件

医療ダイエットの適応は、BMI・健康状態・既往歴・治療目的をもとに医師が判断します。美容目的で体型を整えたい場合と、肥満症として医学的な減量治療が必要な場合では、診療区分や使える薬剤が異なります。

日本肥満学会の肥満症診療ガイドラインでは、BMI25以上を肥満と判定し、肥満に関連する健康障害を伴う場合などに肥満症と診断します。美容目的の医療ダイエットクリニックでは、BMI25未満でも部分痩せや体型改善を目的に自由診療の施術を行う場合があります。

医療ダイエットの適応となる代表的な条件
  • BMI25以上で食事・運動だけでは体重が改善しにくい
  • 高血圧・脂質異常症・2型糖尿病など、肥満に関連する健康障害がある
  • BMI25未満でも部分的な脂肪減少を希望し、医師が施術可能と判断した
  • 過去に複数の自己流ダイエットを試したが、体重維持が続かなかった

BMI・血液検査結果・既往歴・ダイエット歴を初診時に提示すると、医師が保険診療の対象か自由診療の対象か、薬剤治療と施術のどちらが候補になるかを判断できます。

医療ダイエット治療にかかる期間と効果が出るまでの流れ

医療ダイエットの効果は、治療法ごとに現れるまでの期間が異なります。薬物療法は食欲や摂取量の変化が先に出やすく、体重変化は数週間単位で確認します。脂肪冷却や脂肪溶解注射は、施術後に体外排出や組織変化が進むため、見た目の変化に時間差があります。

GLP-1受容体作動薬などの薬物療法では、4〜12週間で食欲や体重変化を評価することが多く、目標体重や副作用に応じて用量や継続期間を医師が判断します。脂肪冷却は施術後1〜3ヶ月、脂肪溶解注射は2〜4週間程度で変化を確認する流れが一般的です。

治療法別の効果が出るまでの目安
治療法効果を確認する目安継続期間の考え方
GLP-1受容体作動薬4〜12週間副作用と体重変化を見て医師が調整
GIP/GLP-1受容体作動薬4〜12週間用量漸増と経過観察が必要
脂肪冷却施術後1〜3ヶ月部位ごとに1〜3回程度を検討
脂肪溶解注射施術後2〜4週間部位・薬剤量により複数回を検討
医療痩身機器1〜3ヶ月施術回数と部位で調整

何ヶ月で何kgの減量を目指すかを初診時に医師へ伝えると、効果判定の時期・治療変更の基準・総額の見通しを受診前に比較できます。

GLP-1を用いたダイエットの効果や、薬の種類の選び方など、こちらの記事で詳しく解説しています。

医療ダイエットの種類と各治療法の特徴

医療ダイエットの種類は薬や脂肪溶解注射、医療痩身機器などがあることを説明

医療ダイエットには、全身の体重減少を狙う薬物療法と、特定部位へアプローチする施術系治療があります。種類ごとの作用や対象が異なるため、体重を落としたいのか、部分的な脂肪を減らしたいのかで選択肢が変わります。治療法ごとの特徴を知ることで、初診時に希望する変化を医師へ具体的に伝えられます。

医療ダイエット薬の作用と特徴

医療ダイエット薬には、GLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1受容体作動薬、漢方薬、食欲や代謝に関わる薬剤などがあります。GLP-1は食後に分泌されるホルモンで、インスリン分泌・胃排出の遅延・満腹感に関わります。

日本国内で2型糖尿病治療薬として承認されているGLP-1受容体作動薬には、セマグルチド製剤のオゼンピックやリベルサス、リラグルチド製剤のビクトーザなどがあります。肥満症治療薬としては、セマグルチド製剤のウゴービ、チルゼパチド製剤のゼップバウンドがあります。ダイエット目的・美容目的での使用は自由診療となり、診断名や使用目的によって保険適用の可否が変わります。

医療ダイエットで使われる主な薬剤の種類
薬剤の種類投与方法主な作用注意点
GLP-1受容体作動薬内服または皮下注射食欲抑制・満腹感持続・胃排出遅延吐き気・嘔吐・下痢などの副作用
GIP/GLP-1受容体作動薬週1回の皮下注射食欲調節・血糖調節に関与他のGLP-1系薬剤との併用不可
防風通聖散内服肥満症に対する漢方治療体質・便通・腹部脂肪の状態で適否が変わる
その他内服薬内服食欲・糖吸収・代謝への補助薬剤ごとに禁忌と副作用が異なる

薬剤名・用量・国内承認の有無を初診時に確認すると、薬の目的が2型糖尿病・肥満症・自由診療のどれに該当するかを医師へ質問できます。

脂肪冷却と脂肪溶解注射の効果の出方と違い

脂肪冷却と脂肪溶解注射は、部分痩せを目的とした施術です。脂肪冷却は皮下脂肪を冷却し、脂肪細胞へダメージを与える仕組みです。脂肪溶解注射は、薬剤を皮下脂肪へ注入し、脂肪細胞へ作用させます。

脂肪冷却は腹部や太ももなど、つまめる脂肪がある部位に向いています。脂肪溶解注射は、顔周りや二の腕など、狭い範囲の脂肪に使われることがあります。どちらも体重を大きく減らす治療ではなく、部位ごとの見た目の変化を狙う施術です。

脂肪冷却と脂肪溶解注射の比較
比較項目脂肪冷却脂肪溶解注射
作用のしくみ冷却による脂肪細胞への作用薬剤による脂肪細胞への作用
対象部位腹部・太もも・腰回りなど顔周り・二の腕・腹部など
施術時間1部位35〜60分程度10〜30分程度
効果を確認する時期1〜3ヶ月2〜4週間
主なリスク赤み・しびれ・凍傷腫れ・内出血・硬結・アレルギー

減らしたい部位と希望する変化量を初診時に伝えることで、医師が脂肪冷却・脂肪溶解注射・薬物療法のどれを優先するかを提案できます。

医療痩身機器とエステ施術の違い

医療ダイエットで使用される医療痩身機器には、HIFU・ラジオ波・医療用EMSなどがあります。医療機関では医師の管理下で機器を使用するため、施術後のトラブルが起きた場合に診察や処置を受けられます。

エステサロンの痩身施術は、リラクゼーションや一時的なむくみ改善を目的に行われることがあります。一方、医療機関の施術では、医師が脂肪の厚み・皮膚状態・既往歴を確認したうえで、機器の種類や施術回数を決めます。

医療痩身機器の主な種類
  • HIFU:高密度の超音波を照射し、皮下組織へ熱を加える
  • ラジオ波:高周波で組織を温め、血流や代謝の補助を狙う
  • 医療用EMS:高強度の電気刺激で筋収縮を促す
  • 低出力レーザー:脂肪細胞へ光エネルギーで働きかける

使用機器名・出力設定・施術回数・1回あたりの費用を初診時に確認すると、エステ施術との違いや費用対効果を比較できます。

複合治療で効果を狙う場合の注意点

医療ダイエットでは、薬物療法で食欲や摂取量を調整しながら、脂肪冷却や脂肪溶解注射で部分的な脂肪へアプローチする複合治療を行う場合があります。複数の治療を組み合わせると、全身の体重管理と部分痩せを同時に狙える反面、費用や副作用の確認項目が増えます。

薬剤と施術を同時に始めると、体重変化が薬によるものか施術によるものか判断しにくくなる場合があります。副作用や腫れが重なると、体調の変化も分かりにくくなります。

複合治療を検討する際の確認項目
  • 薬物療法と施術を同時に始める理由
  • 治療ごとの費用と総額
  • 副作用やダウンタイムが重なった場合の対応
  • 効果判定の時期と体重・体型の測定方法

薬剤と施術を同時に始める理由を医師へ質問すると、複合治療が自分の体重目標や部位悩みに合うかを判断できます。

医療ダイエットの費用相場と保険適用の判断基準

医療ダイエットの費用と診療区分を確認して納得できる治療を選ぶことを説明

医療ダイエットの費用は、薬剤・施術・診察料・検査費・配送料によって変わります。費用だけを見て選ぶと、追加費用や治療回数の不足によって総額が高くなる場合があります。自由診療と保険診療の区分も合わせて確認することで、受診前に月額費用と総額を計算できます。

医療ダイエット薬の費用項目と月額の目安

医療ダイエット薬の費用は、薬剤費だけではなく、初診料・再診料・処方料・検査費・配送料が加わる場合があります。自由診療ではクリニックごとに料金設定が異なり、同じ薬剤名でも用量や診察料によって月額が変わります。

GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬は、用量が上がるほど薬剤費も高くなります。医療ダイエット薬の費用は、初月料金だけで判断せず、3ヶ月・6ヶ月の総額で医師へ確認します。

医療ダイエット薬にかかる費用項目の目安
費用項目相場の目安確認ポイント
初診料0円〜5,000円程度薬代に含まれるか
薬剤費月額8,000円〜60,000円程度薬剤名・用量・日数
再診料・管理料0円〜3,000円程度毎月発生するか
検査費数千円〜10,000円程度血液検査の頻度
配送料0円〜1,100円程度オンライン診療で加算されるか

月額の総費用と3ヶ月・6ヶ月の総額を初診時に医師へ確認すると、薬剤費以外の費用項目を含めた予算の見通しを契約前に立てられます。

脂肪冷却・脂肪溶解注射の総額費用と追加費用

脂肪冷却や脂肪溶解注射は、1回の料金だけでなく、部位数・施術回数・薬剤量で総額が変わります。広告に表示される価格が1部位または1アプリケーター分の場合、実際の希望範囲では複数部位分の費用が必要になる場合があります。

脂肪冷却は腹部や太ももなど、施術範囲が広い部位で総額が上がりやすくなります。脂肪溶解注射は1回あたりの費用が低く見えても、複数回の施術で総額が高くなる場合があります。

施術系医療ダイエットで追加費用が発生しやすい項目
  • 施術部位の追加
  • 効果が不十分だった場合の追加施術
  • 施術前後の検査・体組成測定
  • 麻酔クリーム・鎮痛薬・外用薬
  • アフターケア費用

希望部位に必要な施術回数と総額をカウンセリングで医師へ質問すると、広告価格と実際の支払い額の差を契約前に確認できます。

医療ダイエットの保険適用と自由診療の違い

美容目的や痩身目的の医療ダイエットは、原則として自由診療です。保険適用になるかどうかは、診断名・治療目的・使用薬剤によって決まります。

GLP-1受容体作動薬のうち、オゼンピックやリベルサスなどは2型糖尿病治療薬として承認されています。ウゴービは肥満症治療薬として承認されていますが、対象は医師が肥満症と診断し、基準を満たした場合に限られます。チルゼパチド製剤では、マンジャロは2型糖尿病治療薬、ゼップバウンドは肥満症などの治療薬として位置づけられています。

治療目的別の保険適用の考え方
目的・診断保険適用の考え方確認する内容
美容・痩身目的自由診療全額自己負担
2型糖尿病治療薬剤により保険適用あり診断名・処方目的
肥満症治療基準を満たす場合に薬剤選択肢ありBMI・合併症・医師の診断
脂肪冷却・脂肪溶解注射自由診療施術総額・追加費用

診断名・使用薬剤・治療目的を医師へ確認すると、保険診療の対象か自由診療かを受診前に判断できます。

医療ダイエットの低価格プランで費用総額が上がりやすいケース

医療ダイエットの低価格プランは、初期費用を抑えられる反面、薬剤の用量が低い、施術回数が少ない、検査や再診が別料金になる場合があります。初月料金だけで契約すると、2ヶ月目以降の正規料金や追加費用で総額が上がることがあります。

費用以外で比較すべき項目は、医師の診療体制・副作用発生時の連絡方法・再診のしやすさ・使用薬剤名・検査の有無です。オンライン診療のみの場合、副作用が出た際に対面診察を受けられない場合もあります。

費用以外で比較すべき項目
  • 使用薬剤の名称・用量・国内承認の有無
  • 副作用発生時の連絡先と対応時間
  • 血液検査・体組成測定の有無
  • 効果が出ない場合の治療変更基準
  • 初月以降の通常料金と解約条件

初月料金ではなく治療終了までの総額を確認すると、低価格プランが継続できる内容かを契約前に判断できます。

医療ダイエットの危険性・副作用・デメリット

医療ダイエットは医師の管理下で行われますが、薬剤や施術には副作用とデメリットがあります。副作用の出やすい時期や受診の目安を知らずに始めると、症状を見逃したり、想定外の費用やリバウンドで後悔したりする可能性があります。副作用・施術後の経過・中止後の変化を受診前に確認すると、異常時に医師へ連絡する判断ができます。

医療ダイエット薬の副作用と起こりやすい症状

GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬では、吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹部膨満感などの消化器症状が起こる場合があります。症状は開始初期や増量時に出やすく、食事量や脂質の多い食事で強くなることがあります。

まれな重篤副作用として急性膵炎が知られており、強い腹痛・背部痛・嘔吐がある場合は速やかな受診が必要です。インスリンやスルホニル尿素薬を使用している人では、低血糖リスクにも注意が必要です。

GLP-1系薬剤の主な副作用と受診の目安
副作用起こりやすい時期対応の目安
吐き気・嘔吐開始初期・増量時続く場合は医師へ連絡
下痢・便秘開始〜数週間水分摂取・症状記録・医師相談
腹部膨満感開始初期食事量と脂質量を見直す
急性膵炎が疑われる症状時期を問わず注意強い腹痛・背部痛があれば即日受診
注射部位反応注射型使用時注射部位を変え、悪化時は相談

症状の種類・出た時期・持続時間を記録して再診時に伝えると、医師が用量調整・薬剤変更・継続可否を判断できます。

脂肪冷却・脂肪溶解注射による肌トラブルと施術後の経過

脂肪冷却では、施術部位の赤み・腫れ・内出血・しびれ・感覚低下が出る場合があります。まれに、施術部位の脂肪が逆に増える逆説的脂肪増殖※が報告されています。※施術部位の脂肪が想定と反対にふくらんで見える反応

脂肪溶解注射では、注射後24〜72時間に腫れや痛みが強くなり、硬結や内出血が残る場合があります。薬剤へのアレルギー反応が出る場合もあるため、受診者がアレルギー歴や過去の施術歴を事前に医師へ伝えます。

施術系治療のダウンタイムと経過の目安
  • 脂肪冷却:赤み・腫れ・しびれが数日〜数週間続く場合がある
  • 脂肪冷却:施術後数ヶ月で施術部位の脂肪増大が見られる場合は受診する
  • 脂肪溶解注射:24〜72時間が腫れのピークになりやすい
  • 脂肪溶解注射:硬結や内出血が続く場合は施術院へ相談する

腫れ・痛み・しびれが通常経過より長引く場合は、施術を行ったクリニックへ連絡し、診察が必要かを確認します。

医療ダイエット後にリバウンドや後悔が起こる理由

薬物療法で体重が減ったあとに治療を中止すると、食欲や摂取量が戻り、体重が再び増える場合があります。セマグルチド2.4mgのSTEP 1延長研究では、治療中止後に体重の再増加が報告されています。

施術系治療では、脂肪細胞へ作用した部位に変化が出ても、食事や活動量が変わらなければ他の部位に脂肪がつく場合があります。治療終了後の体重維持計画がないまま始めると、費用をかけたあとに変化を維持できない可能性があります。

医療ダイエットで後悔しやすい理由
  • 薬剤中止後のリバウンドを想定していなかった
  • 施術費用の総額が想定より高くなった
  • 部分痩せ施術で希望した部位の変化が少なかった
  • 副作用やダウンタイムが日常生活に影響した
  • 治療終了後の食事・運動習慣を決めていなかった

治療終了後の体重維持方法を初診時に確認すると、薬剤中止後や施術後のリバウンド対策を医師と相談できます。

医療ダイエットが向いていない人と代替案

医療ダイエットには、薬剤や施術ごとに適応外となる条件があります。GLP-1系薬剤では、甲状腺髄様癌の既往・家族歴、多発性内分泌腫瘍症2型、膵炎の既往などが確認項目になります。妊娠中・授乳中は、多くの薬剤や施術が対象外になります。

脂肪冷却では、寒冷蕁麻疹・レイノー症候群・クリオグロブリン血症など、冷却刺激が問題になる疾患がある場合は適応外となる場合があります。脂肪溶解注射では、薬剤アレルギーや施術部位の皮膚疾患が確認されます。

医療ダイエットが適応外になりやすいケースと代替案
確認項目該当する治療相談できる代替案
甲状腺髄様癌の既往・家族歴GLP-1系薬剤食事療法・行動療法・他薬剤
膵炎の既往GLP-1系薬剤医師判断による別治療
寒冷蕁麻疹・レイノー症候群脂肪冷却脂肪溶解注射・医療機器施術
妊娠中・授乳中薬剤・施術全般産後や授乳終了後の体重管理相談

既往歴・服用薬・アレルギー歴を問診票へ記載すると、医師が避けるべき治療と代替案を判断できます。

医療ダイエットを受ける前に医師へ相談すべき項目

初診前に聞く内容を準備しないまま受診すると、提案された治療プランを比較できないまま契約するおそれがあります。治療方針・持病との関係・診療形式・副作用時の対応を確認しておくと、医師の提案が体質や生活に合うか判断できます。確認項目をメモして持参すると、複数クリニックの内容を受診前に比べられます。

初診時に確認すべき治療方針とカウンセリング内容

初診では、受診者が現在の体重・BMI・体脂肪率・目標体重・過去のダイエット歴を医師へ伝えます。医師から提案された治療については、薬剤名・用量・施術名・治療期間・費用・副作用対応を受診者側から確認します。

治療法を提案された場合は、他の選択肢との違いも質問します。薬物療法と施術系治療では目的が異なるため、全身の体重減少を優先するのか、部分痩せを優先するのかも医師へ伝えます。

初診カウンセリングで確認すべき項目
  • 提案される治療法の名称・薬剤名・用量
  • 治療期間の目安と目標体重までのスケジュール
  • 月額費用と総額の内訳
  • 副作用が出た際の連絡先と対応時間
  • 効果が出ない場合の治療変更基準
  • 治療終了後のリバウンド対策

治療法の名称・費用総額・副作用対応を初診時に確認すると、契約前に治療内容を比較できます。

持病や常用薬がある場合の医学的判断

持病や常用薬がある場合、医療ダイエットの治療法に制限が生じることがあります。2型糖尿病でインスリンやスルホニル尿素薬を使用している人がGLP-1系薬剤を追加する場合、低血糖リスクの確認が必要です。

高血圧治療薬・抗うつ薬・抗てんかん薬・免疫抑制剤などを使用している場合も、体重変化や食事量の変化で治療管理に影響が出る可能性があります。処方薬だけでなく、市販薬やサプリメントも受診者が医師へ伝えます。

持病や常用薬がある場合に伝える情報
  • 診断されている病気
  • 現在服用している処方薬・市販薬・サプリメント
  • 過去に起きた薬の副作用
  • 主治医への情報共有が必要か
  • 治療中に必要な検査の頻度

現在服用中の薬をすべて伝えることで、医師が低血糖・相互作用・禁忌に該当しないかを確認できます。

オンライン診療と対面診療の選び方

医療ダイエットには、オンライン診療・対面診療・両方対応のクリニックがあります。オンライン診療は通院の負担が少なく、薬の配送を受けられる一方、施術系治療や対面での検査には対応できません。

厚生労働省はオンライン診療に関する指針を示しており、オンライン診療は医師の判断で行われます。GLP-1系薬剤などをオンラインで処方される場合、受診者が血液検査や体組成測定の有無、副作用時の連絡方法を確認します。

オンライン診療と対面診療の比較
比較項目オンライン診療対面診療
通院不要必要
対応しやすい治療薬物療法薬物療法・施術系治療
副作用対応電話・チャット・再診対面診察で確認しやすい
検査省略または外部検査の場合あり血液検査・体組成測定を受けやすい
費用配送料が加算される場合あり交通費や通院時間がかかる

血液検査の有無と副作用時の連絡方法を確認すると、オンライン診療でも安全管理を受けられる体制かを判断できます。

契約前に確認する費用・解約・治療変更の条件

医療ダイエットは自由診療が中心になるため、契約条件を確認しないまま始めると、途中解約や治療変更時に想定外の費用がかかる場合があります。特にコース契約では、未消化分の返金可否や手数料を確認します。

薬剤治療では、用量を上げたときの費用、薬が合わなかったときの変更可否、副作用で中止した場合の返金条件も確認します。施術系治療では、追加施術が必要になった場合の料金を聞きます。

契約前に確認する項目
  • 途中解約時の返金条件
  • 副作用で中止した場合の扱い
  • 薬剤変更時の追加費用
  • 施術追加時の料金
  • キャンセル料・予約変更料

契約前に返金条件と治療変更時の費用を確認すると、治療開始後に合わなかった場合の選択肢を残せます。

医療ダイエットは種類・費用・危険性を確認してから検討する

医療ダイエットは、自己流の食事制限や運動だけでは体重管理が難しい方にとって選択肢になりますが、治療法ごとに目的・費用・副作用が異なります。薬物療法は全身の体重や食欲管理、脂肪冷却や脂肪溶解注射は部分的な脂肪へのアプローチが中心です。美容目的や痩身目的では自由診療となるため、健康保険は適用されず、薬剤費・診察料・検査費・配送料を含めた総額を確認してから治療を検討します。

医療ダイエットを検討する前の確認ポイント
  • 自己流ダイエットで改善しにくい理由を、体重変化・食事内容・運動歴から医師へ伝える
  • 薬物療法と施術系治療では目的が異なるため、全身減量か部分痩せかを明確にする
  • 自由診療では初月料金だけでなく、3ヶ月・6ヶ月の総額を確認する
  • 副作用や施術後トラブルが出た際の連絡方法を契約前に聞く
  • 持病・服用薬・妊娠予定・アレルギー歴を問診票に記載する
  • オンライン診療では血液検査の有無と副作用時の対応体制を確認する

医療ダイエットを始める前に、治療法の種類・費用総額・副作用対応・保険適用の可否を一つずつ確認すると、初診時に医師へ質問すべき内容を絞り込めます。体重目標・健康状態・生活スタイルを初診時に医師へ伝えると、治療法・費用・副作用の比較が受診前から始められます。